昭栄建設ではこれから家づくりをするお客様の参考となるように、オフィスの家具たちは各時代を代表するデザイン家具を取り揃えています。

せっかくの家づくり、フェイクではなく本物に触れてみてその良さを知り、自宅のインテリアの参考にしてみてほしいと考えているからです。

数年ごとに建築家が手掛けた家具たちは入れ替えているのですが、2023年は椅子の入れ替えを行いました。

椅子は建築家が手掛けた名作も多々あり、どのアイテムをチョイスするかで非常に悩みました。
どの椅子たちを選んでも、すべてのお客様に参考になるからです。

悩みに悩んだ結果、今回は数ある名作の中から、日本を代表するプロダクトデザイナーである佐藤オオキ氏が率いる「nendo」が手掛けた「N02 recycle」を選択しました。

佐藤オオキ氏をご存じない方のために簡単にプロフィールを紹介すると、佐藤氏が代表を務めるデザインオフィスnendoは国際的に活躍しているデザイン集団です。

出典：nendo

2020年に開催された東京オリンピックの聖火台や、フランスの高速鉄道TGVの車両デザインなど活躍の範囲は建築分野だけではありません。

私が佐藤オオキ氏の存在を知ったのは、目黒にあったスターバックスコーヒーをディレクションしたころでしょうか？当時、住宅関係の研修で目黒を訪れることが多々あり、その時に佐藤オオキ氏のデザインに直接触れることができたのは幸運でした。

デンマークの老舗家具メーカー フリッツハンセン社との企画から生まれた椅子

今回、昭栄建設が選んだ椅子「N02 recycle」はnendoがデンマークの家具メーカーフリッツハンセンと行った企画の中で誕生した椅子です。

出典：FRITZ HANSEN

本体部分はリサイクル品からのプラスチックで生成されており、またこの椅子をリサイクルすることも可能な、持続可能性を高めたプロダクトになっています。

現在進行形で世界で活躍する佐藤オオキ氏及びnendoのデザインの思想に少しでも触れることにより、お客様への住宅提案も古びたものではなく常に新しい可能性を注ぎ込んでいきたい。

そんな昭栄建設の家づくりに対しての思いを椅子で表現してみました。

実際に座って機能美を体験してみてください

このN02 recycleですが、実際に座ってみて驚きました。

他のフリッツハンセン社から購入した椅子たちよりも重量感があり、安定感があります。

非常に座りやすいです。特徴的な背中部分の「折れ」がうまく体にフィットし、見た目だけのデザインではなく、機能を兼ね備えた美しさであることが理解できました。

やはり実部に触れてみてわかることは多いですね。

仕事がら家具が好きで、伊勢市内のあらゆるところで椅子をチェックしていますが、まだこのN02 recycleには巡り合ったことがありません。

昭栄建設に来た際には、もしかしたら伊勢初？？かもしれない、この椅子にぜひ触れてみてください。