2024/02/15
こんにちは工務の西口です!
歴史的建築part2ということで、またまたゴシック建築についてお話をしようかと思います。
前回は外観の彫刻に付いている「ガーゴイル」が雨樋の役割を持っているというお話をしました。
今回はゴシック時代の大聖堂の建築傾向について興味深いと思ったことをお話しします。
大聖堂の代表としてキリスト教建築のノートル・ダム大聖堂があります。
ディズニー映画でも「ノートルダムの鐘」といったものがありましたね。
そもそもノートルダムとは
Notre-Dame=「我々の」-「女性」=キリスト教における女性の代表としての聖母マリア
を意味しています。
ですので、キリスト教の建築と言いますがイエスキリストを信仰したものではなく、聖母マリアを信仰する建物であったわけです。
ゴシック時代の建築家達は、垂直性、つまりは建物の物理的な高さを追求することに力を入れていました。新しくできた建物は以前できたものより高く、そして次の建物はさらに高くとどんどん競い合う形で大きくなっていったと言われています。
ただ高くなっていくにつれて建物にも構造的不安要素が出てきました。当然ただ単に高く伸ばしていくだけでは倒れてしまします。
そこで専門用語ですが「バットレス」と言うものを用いました。今でいうと木造建築の袖壁、ブロック塀で言うところの控え壁のようなものですね。
目指していく建築様式を支えていく中にこういった構造を用いていくのは今も昔も変わらないものということですね。
以上
西口でした(・ω・)
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