Point

高低差がある敷地の特徴は建築家の手によって、新しい価値が付加されました。
2階玄関のめずらしい構成ですが、ロケーションを最大限に考慮した設計手法は圧巻です。

玄関を開けると他の家を見下ろす風景が。
ほとんどの住宅ではこのような風景を見るとこは無いと思います。
道路部分から一気に敷地が低くなっている建築地だったため、2階に玄関を設けました。

玄関収納はどれだけ量があっても嬉しいスペース。

収納量の確保と、暮らしやすさに直結する明るさの問題を解決するため、
シューズ収納の上部に高窓を設置。収納量と明るさを両立しています。

玄関横には手洗いカウンターを設置。

リビング部分には造作でTVボードを作成。
階段部分にまでかかる造作棚は、
浮いているように作るため、さまざまな検討を行いました。

リビングには併設してタタミコーナーを設けました。

突然の来客で隠したいときや、宿泊者が訪れたときなどのために、
開口部はロールスクリーンで仕切れるようにしております。

ダイニングの照明には3点のペンダントライトを設置。
スタイリッシュなライトたちは自然素材の家具とうまく調和しています。

大容量のパントリーはクロスを変えて、収納としての空間を強調。

リビング横の鉄骨階段を降りると、主に寝室がまとまっている1階部分へ。
階段横に大きな掃き出しまどを設け、外に出ることもできる作りとしました。

そのため床材はフローリングでは無くタイルを張り、
外と内の境界線を少しだけ明確化しております。