伊勢市/ご夫婦+お子様
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「茶室をつくりたい」お客様の要望は、和の要素をふんだんに盛り込んだ和モダンな住宅でした。
全国の建築家たちと家づくりをしてきた昭栄建設では、もちろんさまざまなテイストに対応したお客様の為の住宅を提案できます。
最新の住宅性能だけではなく、お客様の要望に寄り添う設計力を発揮できた素晴らしい家となりました。
趣味で茶道をたしなむとのことで、茶室となる場所の確保は住宅計画のなかで必須条件でした。
全ての住宅がそうですが、建物面積と要望の折り合いをどこでつけるのか?
暮らしやすさを崩さない中で、最大限お客様の要望を満たすために、リビングと併設している空間を和室し、普段はセカンドリビングとして、お茶の時間はしっかりとした茶の空間として。
使い方を重ねることにより、面積問題をクリアしました。
床の間に該当する場所には、組子細工を造作し、照明を隠しながらの美観を整えると同時に、日本人が直感的に和を強く感じる要素を盛り込みました。
リビングの天井部分は少しだけ趣向を凝らし表し梁としました。
梁とは構造上必要な横方向の柱(のようなもの)
通常は、天井の仕上の奥に置かれるものなので、表に出てくることは無いのですが、和テイストを出すために、梁を表に出す=表し梁として、そこを床材と同一色で化粧しています。
色合いも落ち着いたカラーを選びましたので、高さによる空間の広がり効果と共に過ごしやすいリビングになったのではないでしょうか?
和の要素は階段手摺にも。
階段手すりも木製の手すりに変更し、こちらも色味を合わせました。
画像だとわかりにくいですが、上り下りに使う手すりも木の色をそろえているので、樹種やカラーをできるだけ統一することでうるさくない空間づくりを行っています。
玄関周辺の造作材も同様です。
コートやアウターなどをかけておくためのハンガーパイプも、既製品ではなく造作材で色を少なく抑えています。
そのほかにも建具や巾木などの細かな部分にも配慮することで、お客様が望まれる「和」のテイストをしっかりと造り上げるように設計しました。
日本人が古来より大事にしてきた美の要素と、現代で重要視される暮らしやすさや性能などを掛け合わせ、新しい和の家とすることができました。
まずは昭栄建設の家づくりを体験してみませんか?