WORKS

施工事例

土間のある平屋

度会町/夫婦

fLio


延床面積
93.78㎡(28.36坪)
階数
平屋
性能
C値:0.13㎠/㎡ Ua値:0.37W/㎡・K
設計
大西 江理子(株式会社昭栄建設)

Point


玄関を開けると2方向に土間が広がる平屋の家。

特徴的なデザインは奇をてらった訳ではなく機能美も兼ね備えます。
パッシブデザインを念頭に置き、日射による蓄熱、体積での空間の広がり、お客様が住まわれた後に感じることができる設計上のこだわりを詰め込んだ、素敵な平屋が誕生しました。

玄関は他の外壁面から少し下げることにより、建物形状を生かし屋根がかかる空間を設けました。

雨の日などは玄関上部に大きな屋根があると荷物を持っていたりしても、濡れることが無く生活の中で便利さを感じる造りです。


画像に写っている外部シャッターを開けると、ガレージではなく作業室が広がります。

作業室は土間仕上の空間となっており、さまざまな用途で活躍できるフレキシブルな空間です。




ポーチは、内部の土間仕上との統一感を持たせモルタルで仕上げました。



モルタルはヘアクラックと呼ばれる、ひび割れが必ず発生する素材。


その自然な変化は人によっては劣化と捉えますが、エイジングや風合いを好む方には味と捉えていただけます。

ウッドデッキでもなく、タイルデッキでもなく、モルタルのデッキにしたことで長い年月の中でこの住宅だけの変化が訪れ確認できる場所となりました。



リビング方向につながる土間は玄関から一番奥にあるキッチンまでつながります。

買い物から帰って来た際には靴を履いたままキッチン近くまで買い物袋をもって行けるのは非常に便利。キッチン横にはパントリー収納もあるので、靴を脱いでキッチン横からアクセスすることも可能です。











日差しが入る面に大型の土間を採用しているため、おひさまの熱量を室内に取り込むことができます。

コンクリート+モルタルは高い蓄熱性を誇るため、冬場は積極的に日を取り込み、夏場は窓外につけた庇で日射を遮蔽して取り込む熱量をコントロールするようにいたしました。

それでも夏場の日差しが入り込む場合は、窓の外に植栽を植えたり日差しを遮る遮蔽物を置くなど、後からでも対応は可能とはなっています。



人間は面積ではなく、体積で広さを感じます。

室内のドアはこの体積を広げるために非常に重要な役割を担っています。

今回の住宅では、神谷コーポレーションのフルハイトドア(色:ブラック)を使い、床から天井まで遮ることが無い造りにしています、また、水回りにつながるリビングドアは一面ガラスのドアを採用していますので、目線が途切れることが無く体感面積が広がるように室内ドア(建具)を選択しました。




ランドリースペース

スロップシンクを設置し、用途に合わせた洗い物ができるようにしています。

昭栄建設の建物はすべての建物で、高断熱・高気密を標準としています。さまざまなメリットがある高断熱・高気密ですが、デメリットとしては過乾燥(乾燥しすぎる)になると言われていますので、室内の湿度コントロールは非常に気を遣う点です。

ランドリーにて室内干しをすると、住宅内の湿度は若干上がりますので、基本的には室内干しをおすすめしています。

これまで外で干していた方は、室内干しだと乾くのか?と心配される方も増すが、設計段階で広めの空間を確保しておけばしっかり乾きます。それでも尚、気になるようであればサーキュレーターを設置し風を動かしておけば問題はありません。

デメリットとして過乾燥をお伝えしましたが、それを生かした室内干しの推奨は、花粉症の方やPM2.5を気にされる方などには非常に喜ばれる特徴ともなります。



寝室には懸垂用のアイアンバーも設置しています。


設計段階でご要望を教えていただければ、壁・天井の補強計画を図面に落とし込み対応することができます。

クライミング用のホールドを設置することもありますし、今回のようにぶら下がり・懸垂用のアイアンバーを設置などが要望としては多く出ることがあります。

せっかくの注文住宅ですのでお客様の夢が一つでも多く叶うように、設計段階では要望を聞くだけではなく、掘り起こせるように心がけております。


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