松阪市/夫婦+子供1人
R+house
外と中、1階と2階、単純に分けるのではなく、担当建築家は中間領域を設けることにより使い勝手と空間の広がりを創り出しました。
同一空間に存在しながら緩やかな差を設けることにより、一般的な住宅とは異なる空間が誕生しています。
ガレージ部分からは雨の日でも濡れずに玄関アプローチに移動することができるのは、住んでみると想像以上に便利なものです。
この住宅ではガレージからつながるのは、緩やかに外と隔離した中庭。
車が止まっている状態だと目線もほぼ切れる設計となっており、家族の憩いの場として、友人との楽しい集まりの場所として機能してくれるはずです。
玄関アプローチに採用したのはタイルではなくモルタルです。
モルタルはお住まいになった瞬間にヘアークラックと呼ばれるひび割れが必ず発生する素材です。
それを傷と捉えるか、ご自宅の味と捉えるかで好みが分かれる素材ですが、自然の風合いを楽しみたい方にはおすすめできる素材といえます。
真鍮(ブラス)製の文字を埋め込み、来客への挨拶をかわいく演出。
好きな文字を彩ることができますので、少し変わったメッセージでもおもしろいかも!?
昭栄建設は全棟高気密・高断熱の省エネ性能の高い住宅を提供しています。
通常だったら、玄関を開けてそのままリビング、階段、吹き抜けと大きな空間構成にしてしまうと寒さを気になりますが、熱(エネルギー)を逃がさない設計で住みやすさも担保しています。
大空間のリビング・ダイニング・キッチンでのもちろん構造計算を行い許容応力度を求めた上での耐震等級3を確保しています。
キッチン背面の棚は家電も多くなっている時代ですので、広めに確保しています。
キッチン周りの収納が充実していると余計なものがリビングに置かれることが少なくなり、お住まいになってからもシンプルで美しい暮らしが実現しやすいと考えています。
リビング併設のタタミコーナーはピット型で一段下げる設計となっています。
同一空間にあってもほんの少しの高さの差があることにより、全く別の認識となるのが面白い点です。単純な大きさだけではなく、人間の認識の癖も理解し設計に落とし込んでくれるのは建築家と家づくりしていて非常に勉強になります。
中二階部分には見せる収納として造作の棚を大きく取りました。
お気に入りのアイテムや、大好きな本たちを並べることにより、好きなものが自宅を飾ってくれるインテリアアイテムに変貌します。
本が好きな方や、これまで収集しているアイテムがある方は、ぜひ見せる収納を作ってみて下さい。好きなアイテムに囲まれる生活は、自慢の自宅の満足感がさらにアップすると思います。
中二階部分はカウンターを設けて書斎スペースとしても機能しています。
床に座ってくつろいでも良いですし、カウンター材をベンチとして座って読書でも良い自由な造りです。
無駄なようで無駄ではなく、中間領域は自由に使うことができるのも魅力の一つですね。
建築家のアイデアとお客様のお好みが合致した素敵な住宅となりました。
まずは昭栄建設の家づくりを体験してみませんか?