MAGAZINE

マガジン
BLOG

2025/05/14

金物工法

こんにちは!

工務の冨山です。
先日、伊勢市小俣町で上棟が行われました。

 

そこで弊社が標準仕様として採用している金物工法について少しお話をします!

 

金物工法とは

 
在来軸組工法の仕口や継手加工を金物に置き換えた工法です。接合部の耐力が明確であり、断面欠損も少ないことから安定した高強度な構造体にすることができます。また、在来軸組工法で必要とされる羽子板ボルトが不要になるなど、施工性にも優れています。

 

 

金物工法の良い点

 

1. 耐震性の向上

 

従来の在来軸組工法では、仕口やほぞ加工による断面欠損が発生し、接合部の強度が低下することがありました。しかし、金物工法ではドリフトピンを使用することで、接合部の強度を高め、地震時の揺れに強い構造を実現できます。

 

2. 施工精度の向上

 

プレカット工場で柱や梁に専用の金物を取り付けて出荷するため、現場での加工が不要になり、施工ミスが減少します。これにより、品質の安定した住宅を建てることが可能になります。

 

3. 工期の短縮

 

現場での加工が少なくなるため、組み立て作業がスムーズになり、工期を短縮できます。特に、職人の技術に依存する部分が減るため、施工のばらつきが少なくなります。

 

4. 設計の自由度

 

在来軸組工法の特徴を活かしながら、大開口のリビングや吹き抜けなどの自由な設計が可能です。従来の金物では対応できなかった設計にも適用できるため、デザインの幅が広がります。

 

5. 耐久性の向上

 

金物を使用することで、接合部の耐久性が向上し、木材の劣化や外部からの力に対して強くなります。これにより、長期間安定した性能を維持できる住宅を建てることができます。

 

6. 防火・気密性能の向上

 

金物の露出が少なくなるため、防火性能や気密性能が向上し、快適な住環境を実現できます。

 

ということで在来軸組工法と比べ金物工法は優れものなんです。
デメリットはというと、在来軸組工法と比べコストが上がってしまうことです。
ですが、総合的なパフォーマンスであったり長期的なコストメリットが高いことから弊社では標準仕様として採用していますのでご安心ください。

 

また、構造の見学会など開催していきます。なかなか見ることのできない構造の仕様、性能についてが見たり感じたり聞けたりできます。昭栄建設が建てるお家はどういうのか、気になる方は直接見にきてくださいね!

 

以上金物工法のお話でした!

CONTACT

お問い合わせ

まずは昭栄建設の家づくりを体験してみませんか?