2024/06/06
私たち昭栄建設では、常に伊勢エリアでは高性能住宅のトップランナーでありたいと考えております。
そのため、日々最新情報をキャッチアップし、そして勉強しながら常に進化できるように努力しています。
2023年から2024年にかけての大きな施策としては、全国的にも著名な建築家である松尾設計室の松尾和也先生が実施する、パッシブ設計の勉強会に参加しています。
これまで、東京で開催されている研修に4回参加しました。
松尾先生は自然環境に素直な設計手法であるパッシブ設計の第一人者と言っても過言ではない方です。
活躍は、書籍の執筆だけに限らず最近ではyoutubeチャンネルも家づくりの教科書として人気チャンネルとなっています。
↑松尾先生の著作たち 共著も含め住宅業界では必読の書となっています
これまでの昭栄建設の注文住宅でもしっかりと検討はしておりましたが、さらに高いレベルに触れることにより、お客様への提案レベルが上がったのではないかと自負しています。
第5回である今回からは、実際に伊勢の地に松尾先生にお越しいただき、座学と現場研修の二つのカリキュラムを行っております。
パッシブ設計では、その土地ごとに異なる周辺環境と太陽との関係性を整理することが重要です。
建物の省エネ性能を担保する性能値としては、
・断熱性能=Ua値
・気密性能=C値
を高めておくことが重要です、しかしこれだけでは不十分であり、特に夏の暑さに対してはパッシブ設計によるアプローチが重要になります。
冬至と夏至における太陽光の入り方を計算から導き出し、それを根拠とした建物の外観、窓計画を落とし込んでいきます。
図 パッシブ設計(パッシブデザイン)のイメージ
今回の松尾先生の研修は実践編ですので、実際に松尾先生が作成してくれた課題をもとに、参加者全員でそれぞれの設計案を考えていきました。
※研修のレジュメはボカシております
座学で学んだ知識とこれまで培っていた知識を最大限に活用し、よりエネルギー的に効率的な建物配置をアウトプットしていきます。
もちろん研修ですので、松尾先生からのレクチャーもいただきながら新たな視点を手に入れていきました。
日影図を用い周辺環境の検討や、窓と方位に関連しての取得エネルギー量の検討を精緻に行えるようになりました。
座学だけではなく、建築現場にも来ていただきパッシブ設計視点でのレビューを貰いました。
昭栄建設が手掛ける住宅は全て完全自由設計の注文住宅。
設計者がどれだけの知見をもって設計業務にあたるかがパッシブ設計のレベルの高低に直結します。
お施主様の要望を実現した上で、プロの提案をする。
そんな視点でレビューをいただくことができました。大きな修正ポイントもなくホッと胸を撫でおろしました。
昭栄建設では2013年から高断熱・高気密住宅を伊勢市を中心としたエリアで販売し続け、当時建てていただいた住宅も、2024年時点での基準と比べても高い基準をクリアしています。
今回、松尾設計室の研修に参加したのは、これから建築させていただく昭栄建設の住宅はさらに住環境が良くなり、お客様が快適に長くお住まいになってほしいという願いからです。
なんちゃって高断熱・高気密住宅にならないように、なんちゃって省エネ住宅にならないようにさらに知見を高め、皆様の家づくりをサポートしていきます。
まずは昭栄建設の家づくりを体験してみませんか?